PTAに帳簿公開命令 /名古屋地裁

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 PTAの会計帳簿を閲覧させないのは不当だとして、名古屋市立名北小学校の教員らが同校PTAを相手取り、閲覧請求を求めた訴訟の判決が1月十八日、名古屋地裁であった。青山邦夫裁判長は「明らかな規定がないことをもって、閲覧を否定することはできない」として、会計帳簿や預金通帳など、PTAの会計書類すべての閲覧を命じる判決を言い渡した。

 

 訴えていたのは、同校教員の藤田邦彦さん(46)と児童の保護者四人。九六年度の同校PTA会計の修繕費の使途について、九七年四月のPTA総会で質問が出たが、当時のPTA会長は、規約がないことを理由に会計帳簿の閲覧を拒否したため、藤田さんらが昨年二月に提訴していた。

 

 藤田さんは「PTA側は修繕費について警報機の購入に充てたと言うが、本来、PTAが負担する筋合いのものではない。まして保護者への情報公開を怠ってきた。判決は、われわれの当然の主張を認めたわけで、今後、会計帳簿を閲覧し、何に使われたかを確かめたい」と話している。

 

 PTA会費については昨年二月、三重県立高校のPTA会費が、本来のPTA活動ではなく学校運営費に流用されていたことが明らかになるなど、その使途をめぐるトラブルがある。

 

 一方、川島肇・名北小学校PTA会長は「PTAの主張が通らなかったのは残念だ」と話している。

【解説】教育費の公費負担の原則を超えて、PTAが学校の備品や運営費を負担すべきでないとの考え方が底流にあると思われる。

PTAの帳場なんて公開されてやましいものは何も無いと信ずるが、PTA会員である先生とPTAとの間で、裁判にまで発展したのはどのような背景なのだろうか。

裁判費用などは、PTA側にあるわけがなく、最初から訴えた方の勝ちは目にみえていたのではないか。

PTA役員のなり手がそれでなくても少ないのに、裁判まで起こされたのでは今後PTAの役員のなり手がなくなってしまうのではないか。

裁判を起こしてでも目的を達したい特定のグループがPTAを乗っ取って、その政治的意図にPTAの組織を利用しようというのでなければ幸いである。

今後とも注目して行く必要がある。(ぶ)


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