PTA寄付金3000万円過少報告,寝屋川市の公立小中学校


 新聞報道(毎日新聞社 1999.05.12 大阪朝刊 25頁 社会 )によれば、文部省が実施した1997年度のPTA寄付金の全国調査で、大阪府寝屋川市の公立小中学校38校が報告した寄付金の申告総額が、各校のPTA決算書に盛り込まれた寄付金の総計より約3000万円も少ない計約3706万円だったことが11日、分かった。「寝屋川市の情報公開をすすめる会」(山口明子代表)が情報公開請求して判明。同会は市教委に調査などを申し入れた。

 同会は昨年3月から、全小中学校のPTA決算書と、各校が市教委に提出したPTA寄付金の使途内訳書を順次、開示請求してきた。その結果、PTA決算書で寄付金は計6772万円(1校当たり178万円)になるのに、各校の報告書は計3706万円(同97万円)しか記載されていないことが分かった。全38校のうち34校で過少申告が見つかった。

 各校の寄付金は学校の備品など本来公費で賄うべきものを購入していたという。寄付金の全国平均は1校当たり31万円で、隣接の同府枚方市は同約8000円、同府高槻市は約8万円と、寝屋川に比べ低い。鈴木隆教育長は「寄付金を減らすよう校長会で徹底する。過少申告は報告すべきか否かで各校で解釈が分かれたと思う。意図的に隠したわけではない」としている。

 同会は「金額が周辺自治体に比べ異常に高い。本来公費で賄うべきものをPTA寄付金に頼っており、保護者は税金との二重負担を強いられている」と批判している。



いや驚きですね、文部省が全国調査しているのも初耳、全国平均で31万円も寄付しているとか。
私の中学校では、PTAが学校に寄付すると言えば、卒業式に渡す賞状のいれものぐらいですけど。
それと、アメヒト消毒の労力奉仕。
卒業記念品は、PTA会計ではなく三年生の父母からの学校への直接の寄付。
部活後援会は、別組織で役員はPTAの役員がダブってますけれども、一般村民からも300円づつ集金して、PTA会員はたしか800円、体協の副会長と自治会長が監査に入っている組織にしています。
内容は試合用のユニホームが主で、それも各部には、三年に1回買ってあげられるくらいです。
なんで全国平均が31万円になるのか一寸理解できないところです。
まあ、公費負担の原則は原則として、学校の設置主体は市町村であるわけで、税金で払うか寄付で払うかは別として、費用の殆どは住民が負担している。
寄付の方が、受益者負担が目に見えて良いという意見がある一方で、なんでもかんでも税金でというのも良いのかどうか。
昔、日本が貧乏だったころ田舎では、「いなご」とりを生徒にさせてそれを売って学校の備品を買うなどどいうことが行われた。
いま、学級崩壊とか言われているが、学校のなかで感謝というものが教えられなくなっているのも一因ではないかと思う。
教科書の無償というのものバラマキではないか。
兄弟からのお下がりの教科書だったり、近所からもたった教科書だったりした。
あまりにも満ち足りているとあたりまえになって、感謝というものがなくなるような気がする。
先日も、過疎の地区でPTA総会を開くと全員出席、その後、川原でバーベキュー。その中で自然と学校にこわれた場所があれば、俺が直してやるよということになる。というような事が行われているということを聞いたが、これも公費負担の原則から言うと「いけない事」になるのだろうか。
高額な寄付金は問題があるが、やはり子供たちに、目に見えた形での学校と父母との結びつきは必要なのではないか。
そんな事を考えた。
掲示版に皆さんのご意見をいただければ幸いである。
(平成11年5月16日金山武)