箱根八里が消える/神奈川県議会で存続決議

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 滝廉太郎作曲の有名な唱歌「箱根八里」が新学習指導要領に基づき、平成十四年度から学校教材から消える危機に立たされている。
このため、地元選出の高橋実県議(保守系会派県政21)は、本会議場で、「箱根八里」を大きな声で歌い、日ごろはいがみあっている与野党が手拍子する場面もあった。
地元の箱根町も署名運動などで保存に動いており、県議会の傍聴に来た菊川敏雄箱根町教育長は、「県会の全会一致決議は心強い」と喜んだ。
神奈川県議会は、十四日の本会議で、歌を小学校の音楽教科書に残すよう求める決議を、全会一致で採択した。 県議会事務局などは今後、決議を県選出国会議員や文部省、教科書会社へ提出する計画だ。
 「箱根の山は天下の険(けん)…」で始まる「箱根八里」は、明治三十四年に中学唱歌に採用され、国民的愛唱歌となった。現在は小学五年生の音楽鑑賞の共通教材に載せられ、全国の児童が習っている。ところが、新学習指導要領によって、十四年度から音楽鑑賞の共通教材が廃止されることになり、「箱根八里」が学校教材から消える恐れが出てきた。
さきに、「われは海の子」なども、音楽教科書書からなくなり、国民的な愛唱歌が無くなりつつある。
学校で音楽の時間で教える曲と、現実に若者に人気がある曲との乖離が、非常に大きくなってきている。
音楽が、消耗品化している現代日本における音楽教育のあり方が問われるているのではないか。

かわりに、テレビまんがの主題歌が教科書に取り上げられたりしているが、子供達の興味に合わせるだけで良いのか。
学校での基本的な音楽教育はどうあるべきなのか、国民的議論を起こす必要があるのではないか。
例えば、国語にしても、現代国語と古文とに分けられるいるように、音楽も分けて教える必要がありそうだ。
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