淫行・暴行容疑の中大生釈放

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新聞報道によると、横浜地検は、中央大学法学部の男子学生5人が今年八月、横浜市立中三年の女子中学生三年(当時14歳)を集団暴行した中大生を処分保留のまま釈放した。
また、横浜市の県立高校三年の男子高校生(17)を家裁送致した。
地検によると、先月末被害者の女子中学生側が告訴を取り下げており「女子中学生側の感情を重視した」としている。


この事件に対する大学側の対応。
長内 了(おさない さとる)学部長が発表した声明によると、判決が出てから処分を考えるという姿勢なので、処分は行われない見通しである。
同学部では昨年6月にも夜間部の学生が、睡眠薬を使用して女性に乱暴し実刑判決を受けたため、退学処分にしている。
今回の大学側の対応について、判決が出た段階で、処分すると言うのは大学としての判断を裁判にゆだねるもので、指導教育機関としての役割を放棄するものだとの批判も出ている。
裏面では、中央大学関係者が女性側との示談交渉に動くのではないかとの観測が事件発生当初から流れており、今回の不起訴処分に付いては問題を残す結果となった。
昨年の事件の結果から、判決が出なければ良いと言う判断が関係者の間にながれたのは否めない。
問題の根には昨年の事件での大学側の処置にも問題があるのではないか。
長内学部長の姿勢について各方面から批判が今後出てくる事も予想される。
不起訴処分に付いても、今後検察審査会での判断を仰ぐべきだとの議論も出ているようだ。
<HR>
淫行条例や児童買春法が施行される中、このような事件が法学部の学生によって引き起こされたのは、指導機関としての大学はもとより、本人の反省も望まれる所である。
本欄はPTAという子供の福祉の増進に関わるものとして、再発の防止についての実際行動を各方面に要請したい


大学としての対応

学 生 諸 君 へ   ―『法学部学生による不祥事』について―   1999年11月2日 中 央 大 学      去る10月27日に新聞・テレビ等で「中央大学の学生ら集団で女子中学生を暴行」との報道がなされました。本学は、同日夕刻、緊急の記者会見を開き、被疑学生二名の所属する法学部の長内学部長から、大学としてそれまでに確認し得た事実および本件報道に対する大学の基本的立場を概略次のとおり説明しました。   <中央大学として本件を知り得た経過> 本学は、10月27日11:30頃、読売新聞社横浜支局から報道前の事実確認のための連絡を受けた時点で、初めて本件の発生を知りました。 この時点では、被疑者の氏名・所属学部等については未だ不明でしたが、13:00頃に同支社から再度確認の電話が入り、その際に「被疑事実、逮捕された中大生の氏名および所属学部」が大学側に伝えられました。 上記の情報に基づき、学生原簿を照合したところ、二名の被疑学生は、いずれも本学法学部一部政治学科三年次に在学していることが確認されました。   <本件に対する中央大学の考え方> 本件事実が新聞・テレビ等に報道されたとおりであったとすれば、教育機関として大きな責任を痛感するとともに、この事件によって深く傷つかれた関係者の方々に、心からお詫びし申し上げます。 被疑学生については、裁判で刑事責任が追及される場合であれ、当事者間で別途の解決が図られる場合であれ、本人たちの法律上の責任はもとより倫理上の責任も含めて、できるだけ速やかに、学則に基づいた厳正な処分を行う所存です。 ただし、大学の行う具体的処分は、これまでに報道された情報のみならず、大学が知り得るすべての事実関係を十分に把握したうえで、冷静かつ個別的に判断しなければならないと考えます。なぜなら、私たちは「大学の名誉」を守るという責任に加えて、一人ひとりの学生に対する教育機関としての責任を負っているからです。 一般論として、今日の若者たちの間に、社会性を欠如し、自らの行動のもたらす結果について責任を自覚できない人々が増えていることは、残念ながら認めざるを得ません。大学もその例外ではなく、「人間として何をしてはならないか」という人倫の根本から学生諸君に問いかけていかなければならない状況になっています。その意味において、私たちは、今回の事件を「きわめて例外的な特異事例」として片づけてはならないと考えます。社会倫理の確立は、現代の若者たちの教育に当たる機関にとって避けがたい課題であり、日常の教育活動を通じて不断の努力を重ねるほかに果し得ない責任であると認識しています。 私たちは、今回の報道を契機に、教育機関としての責任を一層深く自覚し、学生諸君の間に「人間として恥ずべき行為を憤る心」を育てることに全力をあげる決意です。      大学は、今回の事件に強い衝撃を受けています。事実が報道されたとおりであったとするならば、二人の学生が引き起こした行為は、弁解の余地もありません。彼らの行動によって、中央大学に学ぶすべての学生諸君が等しく屈辱を味わい、深く傷ついたことは、大学として実に耐え難い思いであり、結果的にこのような事態を招いたことについて、心から皆さんに陳謝します。  今回の事件は、心ない個人の行為がどれほど多くの人々を傷つけ、苦しめることになるかを、改めて示しました。学生諸君がこれを教訓として深く心に刻み、常に自らの社会的責任を自覚しながら行動されるよう願ってやみません。同時に、大学は、このような不祥事を根本から断つためには、学生・教職員が一体となって、「甘えの構造」を打破していかなければならないと考えています。学生諸君の一層の自覚と節度ある行動を期待します。
解説: 最初、法学部部長の見解がインターネット上に出ていましたが、その時は判決を待って処分をするとの考えでした。 その声明が削除され、この声明に置きかえられました。 大学全体で審議した結果このような文章になったと思われます。 中央大学にも良心を備えている立派な方がいらっしゃる。 <今後の大学側の動きを注目したい>
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