教材での名誉毀損を認め教諭に30万円支払命令/東京地裁


 東京都足立区立一六中の増田郁子元教諭(現在都立教育研究所で研修中)(四八)が、授業に配ったプリントが名誉毀損にあたるとして、生徒の母親が教師を相手に慰謝料など二百万円の支払を求めた訴訟の判決が十二月十三日にあった。
 東京地裁の丸山昌一裁判官は教諭に三十万円の支払いを命じた。
教諭側は控訴する方針。
 判決によると、増田教諭は地理の授業で沖縄の米軍基地の問題を取り上げた。その内容について「反米的で一方的ではないか」と感じた母親が校長等に疑問をつたえたところ、教諭はその後の授業で「事実をきちんと教えている私が偏っているというのは、この親が偏っている証拠」「教師の教育内容に介入しようなど笑止千万な思いあがり」などと記したプリントを配布した。
母親によると、そのため、子供は2学期以降登校を拒否、転校したと言う。