岡山市PTA協議会(2P協)がNPO設立へ/近く認可の見通し

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本ホーラムが、関係者と面接調査した結果、岡山市小学校PTA連合会(会長 杉本滋さん)と岡山市中学校PTA連合会(会長 小野正道さん)で作る岡山市小中PTA協議会(2P協)(会長 小野正道さん(岡山市中学校連合会会長))は、平成12年6月6日PO設立を申請した。
現在開示期間となっており,近く認可される見とおしであることが分かった。
岡山市では、給食事業を市の直営から民間に委託する方向で検討を進めてきたが、その中で、給食は本来保護者が行うものとして、2P協では、給食事業をPTAで行う方向で検討してきた。
9月からは、民間委託の試行が4校で行われるが、そのうち、2校に付いてはPTAが運営を行うことになっている。
今回NPO申請したのは、給食事業を行うにあたり、責任の明確化と事業の推進体制の整備が目的である。
認可されるとPTAでは、初のNPO団体となる。
PTAが、給食事業に乗り出す事についてはPTA内部で激論が戦わされたが、何度も議論を重ねる間に、PTA会員相互の協力体制も生まれてきて設立にこぎつける出来た。
給食事業は当面、市が一括して仕入れた材料を元に、PTAが市の定めたマニュアルに従って調理することからはじめるが、将来は独自のメニューも考えている。
また、月1回はPTAが給食についてモニタリングすることにより衛生面での向上も図りたいとしていいる。
【解説】  岡山市の給食事業の民営化は、あまりにも高いコストへの疑問から始まった。
市の経営する病院の給食の3倍にものぼっていたという。
調理職員の給与が時間あたり5000円とも言われており民営化は時間の問題であった。
 給食事業の高コストは、材料の仕入れの面でも問題があった。
学校給食法に、同一の食事をとる事が望ましいとの規定があり、市内の学校は同じメニューを食べる事になっていた。
同じメニューなのに、栄養士は、県の職員と市の職員で十数人もいるなどおかしなことになる。
 また、材料にしても大量仕入れであれば普通はコストが安くなるのに、同じ物にこだわるあまり、例えば、きゅうりの大きさも同じ物を揃えなければならないなど却ってコスト増を招いている事がある。
東京都などは、最近一部の学校の給食を一流ホテルに委託したところ、今までよりもコストが安くメニューも豊富で美味しいなどの効果が出ている。
ホテル側としては、売れ残る心配がなく調理員の修行にもなるし、これほど良い商売はないと言っているという。
 また、横浜市では中学校の給食は行っていない。
中学校の大事な時期に食事を通じて親子の触れ合いを高める狙いからだという。
給食は、戦後の食糧難の時に、弁当を持ってこれない子どもたちを助けるためにPTAが始めた事業だと聞いている。
先ごろまでは、学校内の給食が殆どだったが、最近はセンター方式になりつつある。
集金もPTA役員が集めるところよりも、銀行振込なり、PTAとの関わりが薄くなってきている。
 岡山市P連の試みはPTAと給食の関わりに一石を投じたものと言えよう。
それにしても、遠足の弁当をコンビニ弁当で済ませる事が多くなってきているという。
親子と食の関係があらためて考えさせられる。 ホーム ホームへ