公立高の共学化 別学“伝統校”は単独実施/群馬

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2000.09.22 読売新聞 東京朝刊 33頁 
公立高校の改革を検討している「学校教育改革推進計画策定委員会」(委員長=武藤英男・群馬大教育学部長、委員十九人)は二十一日、県庁で第二回会合を開き、前橋高と前橋女子や高崎高と高崎女子などの男女別学の“伝統校”はそれぞれ単独で共学化する――などを含む基本方針が示された。高校名を挙げて男女共学化の具体案が明らかにされたのは初めてで、公立高校の男女別学の割合が全国一高い県内の高校が大幅に様変わりすることになる。

 会合の中で、男女共学化を検討した第二専門部会が、「同一市内の男子校、女子校は同時に共学化する。伝統への配慮を十分に行いつつ、共学化による新しい学校づくりを目指す」などとした報告書を提出。

 その中で、具体的に〈1〉前橋、高崎、伊勢崎東、太田の男子校四校、前橋女、高崎女、桐生女、伊勢崎女、太田女の女子校五校は、それぞれ単独で共学化する〈2〉館林と館林女、沼田と沼田女、渋川と渋川女、藤岡と藤岡女、富岡と富岡東(男子校と女子校)で統合するか、一方を普通科高校にし、他方には特色あるコースを設置する〈3〉女子校の太田西女、前橋東商、吾妻、境の四校は、単独で共学化できなければ隣接区域の他校と統合する――の方針が示された。

 少子化に伴い高校の統廃合などを検討した第一専門部会も、「同一地域内にあって小規模化が予想される男女別学校は、統合と男女共学化を同時に進めることを検討する」と報告し、〈2〉の組み合わせがこれに該当するとした。

 男女共学化については、「すべて一律で共学化は、多様化を迎える時代にそぐわない。もっと真剣に議論する必要がある」(都丸正樹・高校PTA連合会長)。「公立校だから平等に男女共学化というのでは、競争に生き残れない」(松沢睦・県議)という反対意見があった一方、「結果的に男子、女子だけの学校ができても、自分で入る学校を選べるのが平等」(篠木れい子・県立女子大教授)。「性で差別される男女別学校は多様化とは決定的に違う」(富岡恵美子・弁護士)などの賛成意見が出るなど議論が活発に進められた。同委員会は、十月十六日に次回審議を開き、十一月二十一日に中間まとめを作成する。

 今春に発足した同委員会は、これまで各専門部会ごとに「共学化」、「適正配置」(高校の統廃合)を検討してきた。公立高の共学化は二〇〇二年度から十年間かけて行われる方針がすでにあきらかにされている。一方、教育長の諮問機関である「中高一貫教育検討会議」も先に報告書をまとめたことから、同委員会がこの日の会合から、互いに関連するこれら三つの問題を一括して検討することになった。

これで、男女別学の伝統校は私学としてしか別学を続ける事が出来なくなった。
識者の多くが、別学反対の中での、別学狩りを何故なぜ急ぐのだろうか。
特に、学力の面では別学の方が伸びるのではないか。
入学時には、高い競争力を誇る共学校が、大学進学では、入学時の成績では負けている別学校の方が追い越すような傾向にある。
伝統校を共学化することで得られるメリットは本当にあるのだろうか。
ここは、関係者のもう一頑張りを御願いしたい。
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