国立市 国旗・国歌「適正化」へ

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国立市 国旗・国歌「適正化」へ 市教委が通達 抗議行動活発化も 2001.02.01 産経新聞 東京朝刊 22頁 
   市立小中学校の卒業式での国旗掲揚と国歌斉唱が毎年適正に行われずにきた国立市で、今年三月の卒業式を機に全学校で適正化する動きが進んでいる。市教委からの通達を受けて、各校長が教職員に国旗掲揚と国歌斉唱を「完全実施」する方針を示した。すべての学校で完全実施されれば、戦後初めてとなり、各方面の期待を集めている。一方で反対派団体などの抗議行動が増す可能性もあり、懸念の声も聞こえる。(清水麻子)


 国立市内では、市立小中学校の卒業式や入学式での国旗掲揚と国歌斉唱が、教員らの反発で適正に行われない状態が続いていた。国旗国歌法の成立後初の卒業式となった昨年は、二小で式直後に児童が校長に詰め寄り、国旗を降ろさせる事態となり、職員会議の内容を児童に漏らした教員ら十三人が処分された。また五小では、校門前に抗議ビラを張ったなどとして、四人の教員が処分された。

 二小の沢幡勇治校長は昨年十二月の職員会議で、三月の卒業式には式場に国旗を掲揚し国歌も斉唱するとした文書を教員に示した。「市教委から適正化への通達があった。また、適正化への声が昨年よりもかなり強く届いている」と理由を説明し、適正化への理解を求めたという。

 一月二十四日の職員会議では、学校の管理運営規則を適用して市教委の学校指導主事を呼び、適正化に向けて話し合った。沢幡校長は教員らの反応について、「実施そのものへの反対よりも、子供の心の自由をどうするか、という声が最大の指摘だった」と話す。

 沢幡校長は二月五日の職員会議で、教職員と再度話し合うという。

 また、市立五小でも、中山豊校長が昨年十二月末の職員会議で、完全実施の方針を教職員に示した。

 中山校長は「教員の反対は昨年よりトーンダウンし、心の中は反対であっても、完全実施は仕方がないという雰囲気になっている」と反応が軟化していることを示唆した。

 市立三小でも昨年十一月末、早々に教員に示したが、今のところ、大きな反発はないという。他の各学校でも、ほとんどの校長が完全実施を教職員に示したという。

 父母らの間にも適正化に向けた動きが広がっている。例年、反対派が会長を務めるPTA連合会が出す実施反対の要望書に、今年は賛同しない父母が目立っている。今年も要望書を出すかどうかは、二月十七日に開くPTA連合会の会議で決められる見通しで、動向に注目が集まる。

 一方、反対派からの抗議も予想される。学校関係者の間からは「処分される可能性があるため教員からの反発はそれほどないだろうが、逆に子供を使っての反対行動を計画してくるかもしれない」などと、懸念を抱く声があがっている。反対派市民団体が校内に入り込み、実力行使で反対する可能性もあり、立川署は「暴力的な行為があれば出動する」としている。

 市立中学校の卒業式は三月十七日、小学校は同月二十二、二十三日に行われる。
一昨年2月、広島のPTAが教育長に国旗の掲載を求める要望書を出したところから、国旗国歌問題が吹きあがり、法制化にまで繋がった。
 一方、国立市では、上記の記事からPTAが反対運動の中で一定の役割を果たしているようである。
どちらが子供たちの将来にとって良い事なのか。
国立の保護者は、良く考えて見る必要があるだろう。
今日はあたかも節分、国立市に棲む鬼達をたたき出せるかどうか PTAの動向に掛かっているような気がする。
(平成13年2月3日)

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