PTA会長が積立金使い込み/船橋市

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280万円使い込み 船橋市立坪井小のPTA会長辞任=千葉

2001.04.26 読売新聞 東京朝刊 32頁 (全237字) 


 船橋市立坪井小学校(片桐民子校長)のPTA組織「父母と教師の会」の会長が、資源回収の成果を積み立てていた預金二百八十万円を無断で引き出していたことが二十五日、わかった。会長は全額を返却し、今月中旬に会長を辞任した。

 同会は、古雑誌や古紙などの資源物を集団回収し、市が資源回収協力団体に出している報奨金を積み立てている。同小によると、会長が会費と一緒に印鑑、通帳を管理しており、今月の会計監査で無断引き出しが発覚した。何の目的で流用したかは、会長が言わないためわからないという。


【解説】

時々、学校の教頭などがPTA会費の使い込みをしたというニュースが出る。
今度は、PTA会長である。
PTA会長の使い込みと言うと、数年前、日本PTA九州ブロックの全国大会開催が予定されていた、ある県の県連会長が5000万円近くの金額の使い込みをやって、全国大会の会場が急遽別の県で変わった事があった。
私も参加した大分大会である。会場が大分に変わると言う事で大変だろうなと思いながら参加した。
急遽変わった割にしては行き届いた会場設定で、内容も充実していた。
九州の面目は保たれたと言うべきか。
PTA会長の県連会長クラスになると年間250日もの会議があり、仕事を休まなければならない。
それも、無給である。
一種の貴族でなければ県連会長は引き受けられない。
一方、PTA貴族が長期間役職に居座るということも出てきている。
子供が居なくなっているのに、12年間も日本PTAの幹部役員をやり続けた猛者もいる。
各種の国の審議会に委員で出向したり、大臣なんかに会ったりしている内に辞めたくなくなるらしい。
昨年PCAと言う団体が出来たが、そのような人達により設立された感がある。
PTA会長が無給で続けるのはそれなりに意義があることであるが、何処かに無理が出てくるのではないか。
今回の、使い込みは悪い事であるが、魔がさしたという面もある。
前回も書いたが、判子を会長に預ける事は止めた方が良い。
内規を作って、牽制が出来る制度にして置く必要がある。
善意で成り立っている組織なのだから、そこまでしなくてもということでつい
安易に流れてしまう傾向があるが、やはりきちんとしてしておく必要があるだろう。
私の身近にも、PTA会長をやっていて仕事が傾き、倒産。
奥さんに逃げられて、中学生の女の子供は不良に、
学校で箒をもって暴れたという、女の子の目が今でも忘れられない。
結局修学旅行にも行けず、水商売に入っていったと言う。
お父さんがPTA会長なったから起きた悲劇かどうかは一概に言えないが、引き金になったとは言える。
最近、東京都内の小学校の子供さんが居る母親からメールがきた。
PTAの役員から、PTAの役員を未だやっていないということで、学校に協力できないなら転校してもらうと言うのが学校の方針です。
転校しないのなら子供をいじめてでも転校させるとか具体的な脅迫内容が書かれてありました。
実際に、複数の人から、無言電話や嫌がらせの電話が続き、会社を辞めて役員を受ける決心をしたという。
 私は、まあ、メールのことでどこまで信用出来るか分かりませんがと断って、学校に電話を入ました。
既に数件同じような苦情がその学校に寄せられてて、強制をしないということで会議を開き徹底したということである。
その後、その役員からは何も言って来なくなったが、こどもが実際に待ち伏せされて嫌がらせを受けた事例も有り未だ安心できないと言っている。
一方で何年もやりたい人が居て、一方でやりたくない人が居る。
そして、お金に困って使い込みをする人もいる。
PTAも50年たって、建前と本音、色々ほころびが出てきている。
根本の所で時代に合わなくなって来ているような気がする。


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