子縁から志縁へ/松山市PTA連合会

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子縁から志縁へ・松山市小中学校PTA連合会の改革(1)企画・立案委員会発足

2001.06.16 愛媛新聞 朝刊 地一 (全854字) 


【前例主義からの脱皮】

 PTAの在り方が問われて久しい。前年度事業の消化が目的になり、進むべき道が見えない。松山市小中学校PTA連合会(仙波英徳会長、七十二校)が改革へ腰を上げた。開かれた学校に向け地域を結ぶ軸へ。模索の動きを追った。(地方部・岡田美湖)

 「PTA活動って参加しないと損だと気付いたんです」。梅雨の晴れ間、日差しがまぶしい松山市菅沢町の農園。松山市小中学校PTA連合会副会長の大崎幸代さん(44)は、流れる汗をぬぐいながら小中学生の農作業を見守っていた。市教委主催の体験交流事業だ。

 PTAは敬遠されてきた。役員のなり手がいない。不幸にもハズレくじを引いてしまえば、前年度の記録ノートを開いて同じ事業内容を繰り返す。結果、義務感と不満だけが引き継がれていく。

 活動に夢を―。二〇〇〇年度、連合会は二十年以上続けてきた運営体制を白紙に戻し、学校教育部、家庭教育部、社会教育部の三専門部制に組織変更した。同時に、各専門部役員と学校関係者、有志を募って、現代の子どもたちの状況に合った活動を企画・立案するための「夢百倍委員会」を発足させた。

 その委員会の問題提起が今、子どもたちをめぐる環境を良くする方向で動き出した。

 「家庭教育部夢百倍委員会」は昨年度、子どもの心と体の健康をテーマに保護者にアンケート。スポーツ少年団の長時間練習が彼らの体をむしばんでいる現状が明らかになった。

 連合会は市体育協会に相談。協会もスポーツ少年団指導者調査で、理論に沿わない指導の実態をつかんでいたことから、双方が連携。協会は、連合会や学校関係者、運動生理学専門家を交え、月内にも改善検討を始める。「子どもの体の問題なのに、これまで親も学校も口を挟めなかった」と石原実会長も協議調整に意欲的だ。

 「できないと思っていた理想がたくさんの人の思いで現実になる。ゆっくりでも確実に前へ進める」。夢百倍委員の一人は連合会ホームぺージに喜びの声を寄せた。

 本年度の委員会には、子どもが学校を卒業しても残るメンバーの姿があった。本文


【解説】
新しい試みが潰されずに残ることを期待します。
小泉政権が大人気なのは前例にとらわれない改革を期待されての事、全国のPTAでもそれなりに改革が進んでいる。
人が変わったら元に戻ったと言う事にならないように、どの様に歯止めをするかが課題であろう。
事務局なども今は役所に頼っているのが現状であるが。
PTA−OB・OGからの登用など改革を定着させる工夫が必要となろう。
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