男女別学を容認/群馬県教育改革委

ホームへ



群馬県教育改革委が男女共学見送る最終報告案提示(群馬)(8/24)
読売教育メール(8月24 vol223)


公立高校の共学化や中高一貫校の導入などを昨年度から2年越しで検討してきた県学校教育改革推進計画策定委員会(委員長=武藤英男・群馬大学教育学部教授)の会合が23日、開かれ、最終報告書案を示した。男女共学化問題については、すべての別学校の一律共学化を見送るとの中間報告をそのまま引き継いでいる。

 「21世紀に求められる群馬の高校教育(案)」と題した最終報告書案で、共学化については、今年1月に提出した中間報告の「すべての別各校を一律に共学化することには多くの課題があり(中略)慎重に検討していく」という内容をそのまま盛り込んでおり、事実上、別学校を残すことが確実となった。

 共学化問題では、昨年度の同委員会で議論が集中、専門部会がまとめた「10年間をめどに全学共学化」という方針を、親委員会が中間報告書で撤回した経緯がある。

 また、海外生活経験者にボランティアで教育に携わってもらうなどの国際化教育や、「特色のある学校」を評価する制度の確立などの項目を新たに盛り込んだ。「特色のある学校」としては、自らが立てた学習計画で学べる学校や、多様な学科・コースを持つ学校、生涯学習の一環として社会人も学べる学校を想定しており、各高校に“独自色”を打ち出すことを促している。

 同委員会は委員から出されたさまざまな意見をふまえ、9月末にも教育長に最終報告書を提出する。 


【解説】
各地で「別学潰し」が吹き荒れる中、群馬県の動きは今後波紋を呼ぶと思われる。
別学には従来から、エリート養成などとの批判があり、男女共同参画社会との関連から全ての学校を共学にすべきだとの観点から「共学潰し」が行われて来。
そのため、各地で存続を求めるPTAや同窓会との摩擦が発生してきた。
別学維持の主たる理由は共学は学力低下の原因とする面と、伝統ある学校を潰すのは如何なものかとの2つの理由があると思われる。
最近の少子化に伴う学生の減少もあり、別学に対する応募者の減少もある中での改革委員会の判断は各方面での論議を呼ぶものと思われる。
いずれにしても、人間形成に直接関わる教育制度の改革は長い時間がかからないと結果が出ない。
そうであれば、全てを平等・公平の理論で単一化するのではなく、多様な学校の有り方やコースの選択があっても良いのではないか。
結局はその多様性が日本民族の存続に寄与する事になるのではないだろうか。


ホームへ