総合学習の時間で校長・教諭に厳重注意/神奈川県藤沢市教委

ホームへ


校長と教諭を厳重注意へ  重信被告の長女の授業で

2002.01.25 共同通信 (全265字) 


 神奈川県藤沢市の市立小が昨年十二月、日本赤軍最高幹部の重信房子被告(56)=殺人未遂罪などで公判中=の長女(28)を講師に招き授業をした問題で、藤沢市教育委員会は二十五日までに、校長と担任教諭に厳重注意することを決めた。
 この問題をめぐっては、在日イスラエル大使館が学校側に遺憾の意を伝え、見解を求める文書を送っている。学校側は、混乱を招いたことを陳謝する回答書を近く同大使館に郵送する予定。
 藤沢市の中村喬教育長は「授業内容に偏向はなかったが、講師の人選で校長と教諭に配慮が欠けた。校長の管理が不十分だった」としている。 


重信メイさん授業に書簡で「偏向」 イスラエル大使館 /神奈川

2002.01.25 朝日新聞社 東京地方版/神奈川 31頁 神奈川版 (全308字) 


 日本赤軍最高幹部重信房子被告=殺人未遂などの罪で公判中=の長女で、中東のレバノン・ベイルートで生まれた重信メイさん(28)が昨年12月、藤沢市立鵠沼小(高畠宏中校長)でした授業について、24日、イスラエル大使館から「偏向した政治メッセージがある」として学校側の見解を求める書簡が高畠校長あてに届いた。

 書簡は、メイさんがイスラエル軍の犠牲になった子どもを写したスライドを見せ、パレスチナのおおまかな歴史をアメリカのインディアンの話に例えたことを「一方に偏した露骨な政治メッセージだ」などと批判している。謝罪要求はない。

高畠校長は「授業を実際に見てもらえれば、偏向教育ではないことは理解してもらえたと思う」と話している。


日本赤軍最高幹部、重信房子被告の娘が講師で授業 イスラエル大使館が抗議 神奈川県

2002.01.24 毎日新聞社 大阪朝刊 27頁 社会 (全488字) 


 神奈川県藤沢市の市立小学校が昨年12月、日本赤軍最高幹部、重信房子被告(56)=殺人未遂罪などで公判中=の長女メイさん(28)を講師に招いて授業をしたところ、イスラエル大使館が「パレスチナ問題に触れたのは甚だ遺憾」などと反発し、同小校長(57)あてに抗議と回答を求める書簡を送ったことが23日、分かった。

 同小などによると、家庭科担当の男性教諭(56)が担当クラスの児童に世界の料理を学ばせようと企画。教諭は昨年4月、知人のパーティーで知り合ったメイさんにアラブ地方の料理を紹介してもらうことを思い付き、依頼したという。

 授業は12月15日にあり、その際、講師の名前だけが紹介された。パレスチナとイスラエルの紛争地域のスライドを児童に見せながら平和について話したあと、アラブ料理の作り方を約10人の保護者を交えて紹介した。

 イスラエル大使館は書簡の中で、授業で戦車に石を投げる子供のスライドを使ったことに触れ「イスラエル軍の犠牲になったことを説明すれば、一方に偏した露骨な政治メッセージになる」などと指摘している。同小の校長は「配慮が足りずご迷惑をおかけした」と話している。


重信被告の長女が小学校で授業 イスラエル大使館が抗議

2002.01.24 産経新聞社 東京朝刊 31頁 第1社会 (全765字) 


 ◆パレスチナの映像など流す「偏向的な政治教育」

 神奈川県藤沢市の市立小の教諭が先月、ハーグ事件の殺人未遂罪などで公判中の日本赤軍最高幹部、重信房子被告(五六)の長女(二八)を呼んで授業を行い、在日イスラエル大使館が二十三日、この小学校の校長に「当事者を愚弄(ぐろう)する間違った教え方で、(長女の)日ごろの言動や政治性から慎重に対応すべきだった。甚だ遺憾」などとする強い調子の抗議文を出した。

 藤沢市教委などによると、長女が授業をしたのは先月十五日。六年一組の「総合学習の時間」に、パレスチナのスライド映像を見せながら約三十分、現地の生活を紹介。続いて現地の料理を作った。授業には校長(五七)、保護者約十人、社民党の衆院議員(五三)も出席した。

 授業後、「小学生に先入観を植え付ける可能性がある」など市民らから苦情や抗議が寄せられ、市教委は先月中に校長と担任(五六)から事情を聴取。市議や県議らも議会で追及する構えを見せている。

 イスラエル大使館からの抗議文は、報道官のギル・ハスケル一等書記官名で「パレスチナ問題は極めて政治性を帯び、戦争と結び付け『銃弾の跡』『戦車に石を投げる子供』などのスライドは、一方に偏した露骨な政治メッセージ」「パレスチナの歴史をアメリカのインディアンに例えたことは非常な偏向で歴史的事実を歪曲(わいきよく)している」などと指摘。

 そして「母親を賛美し、テロリストを殉教者と呼び変える」など、重信被告の長女の日ごろの言動を例示し、「(講師にすることに)慎重な対応がなされてしかるべきだった」として回答を求めている。

 抗議文の写本は山本捷雄市長と中村喬教育長にも送付した。

 市教委は「授業内容に問題はなかったが、誤解を招き抗議を受けるようなことは望ましくない」と校長や担任の処分について県教委と協議中。


【一言】
 4つの記事を載せましたが、メデアリテラシーの面で読み比べると結構面白い。
24日に産経と毎日が報道し、各社が25日に続いて報道した。
面白いのは、朝日が「重信メイさん」と名前で報道したのに対して、その他の各社は、重信被告の娘、重信被告の長女、 日本赤軍最高幹部、重信房子被告の娘などと報道している。
偏向が有ったか無かったについては、各社とも、高畠校長は「授業を実際に見てもらえれば、偏向教育ではないことは理解してもらえたと思う」と話していると報道しているが、産経は、「社民党の衆院議員(五三)も出席した。」と書きその場の雰囲気がどんなものであったかを間接的に伝えている。
教育委員会の態度は、「授業内容に偏向はなかったが、講師の人選で校長と教諭に配慮が欠けた。校長の管理が不十分だった」と訳の分からない理由で厳重(?)注意している。
これで、校長先生と教諭には何を注意された分かったのかな?
教諭があるパーテイで重信メイを知って自発的に企画したとなっているが、その会合とはどんな種類のパーテイだったのかな。
面白いのは、「世界の料理の授業」ということで一見政治性がないと思われる授業で、極めて政治的な内容の授業が行われたということ。
一種の偽装された授業であるということが読み取れないか。
以上を総合して考えると、これを企画した先生はある意味で確信犯なのではないだろうか、報道の仕方を見ていると新聞社の姿勢も見てくる。
しかし、イスラエルの大使館が何故この事実知ったのかも興味深い。モサドは日本国内でも活動しているのかな。
いずれにしても今小学校では一クラス10名ぐらいのクラスが増えてきている。
小学校の場合は殆ど、一人の担任が子供たちに密着して教えるシステムになっている。
学校という密室の中で政治性の強い先生に密着教育されれば、幼い子供たちは間違った世界観を持ってしまうことになりかねない。
特に日本赤軍は過激なテロ路線を取って来た団体であり。
長女もその思想の影響下にあるのではないだろうか。
子供たちの頭の中がテロ要員になるように料理されないとも限らない。
「三つ子の魂百までも」という言葉があるように、間違った世界観を植え付けられたら中々元に戻す事は難しい。
そのような先生を教壇に立たせて置くのは問題があるのではないか。
教育委員会には、厳重注意で済まされる問題なのかどうか良く考えて貰いたい物である。
保護者も学校参観するなりして、監視を強めていただきたいものである。
もっとも、この様な教師は先に保護者の中に協力者を作って置いてから料理にかかるのが常であるから。
一般保護者には如何ともし難いものがあるのであるが。
心有る人たちの勇気を期待したい。
事は子供たちの一生に関わる問題なのであるから。


各社の報道一覧

日付 扱い 見出し 新聞社
2002.01.26 中国朝刊 二社 (全201字)  日本赤軍・重信被告の長女授業問題 校長らを厳重注意へ 中国新聞社
2002.01.25 (全265字) 校長と教諭を厳重注意へ  重信被告の長女の授業で 共同通信
2002.01.25

東京朝刊 28頁 (全351字) 

日本赤軍・重信被告の長女、藤沢市立小で授業 イスラエルが遺憾の書簡=神奈川 読売新聞社
2002.01.25 地方版/神奈川 27頁 (全331字) 日本赤軍・重信被告長女、小学校で授業 藤沢市教育長、校長ら厳重注意へ /神奈川 毎日新聞社
2002.01.25 中国朝刊 二社 (全464字) 日本赤軍・重信被告の長女が小学校の国際学習で授業 イスラエル大使館「遺憾」 学校「偏向はない」 中国新聞社
2002.01.25 東京地方版/神奈川 31頁 神奈川版 (全308字) 重信メイさん授業に書簡で「偏向」 イスラエル大使館 /神奈川 朝日新聞社
2002.01.24 共同通信 (全491字) 重信被告の長女が授業  イスラエル大使館が抗議 共同通信社
2002.01.24 大阪朝刊 27頁 社会 (全488字) 日本赤軍最高幹部、重信房子被告の娘が講師で授業 イスラエル大使館が抗議 神奈川県

毎日新聞社

2002.01.24 東京朝刊 31頁 社会 (全757字) 日本赤軍・重信被告の長女、小学校でパレスチナ紛争の授業−−イスラエル大使館抗議 毎日新聞社
2002.01.24 東京朝刊 31頁 第1社会 (全765字) 重信被告の長女が小学校で授業 イスラエル大使館が抗議

産経新聞社


ホームへ