決算を否決/三重県PTA連合会総会で

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県P連総会、初の決算否決−−執行部の責任論に発展も /三重

2002.05.30 毎日新聞 地方版/三重 29頁 (全639字) 


 県PTA連合会(小野欽市会長)の総会が29日、津市一身田上津部田の県総合文化センターで開かれた。県P連が昨年末に実施した子どもたちの沖縄旅行の決算などをめぐって紛糾。約1800万円の昨年度決算と事業報告が否決され、臨時総会を近く開かなければならなくなった。戦後すぐに設立された県P連史上、決算否決は初めて。会場からは退陣要求も出されており、小野会長ら執行部の責任論に発展する可能性も出てきた。

 執行部側が予定していた人物を議長に選出しようとしたところ、会場から立候補があり、採決の結果、立候補者が選ばれた。県P連役員の一部が今月22日、沖縄旅行の決算に不正があるなどとして提出した公開質問状に、小野会長が回答。100万円の助成を受けた「子どもゆめ基金」に提出した報告書に、経費の二重計上などがあったことを認めたが、「恣意(しい)的ではない」と主張した。

 これに対し会場から「昨年末の沖縄旅行の決算がいまだにできないようでは、子ども1人当たり70円の年会費を納めていいものか疑問だ」などの声が上がった。また沖縄旅行に役員らが自費で参加したのに、小野会長の旅費が県P連の会計から支出されたことに対する疑問も出されるなど、批判が噴出。採決の結果、決算などが否決された。

 小野会長は「会社とPTAの会計のあり方が違うことを分かっていない。反対した人たちは、PTA活動をやってない人ばかりだ」と反論。自分を退陣させて反対派が役員に就く狙いがあるとして、退かない意思を示した。【荒川基従】


県P連理事ら、会長に公開質問状−−助成金決算の訂正、説明求め /三重

2002.05.23 毎日新聞 地方版/三重 23頁 (全583字) 


 県PTA連合会(県P連、会長=小野欽市・津市議)が昨年の冬休みに実施した子どもたちの沖縄旅行の決算に疑問があるなどとして、県P連の理事と評議員計8人が22日、小野会長あてに公開質問状を提出した。また理事らは、小野会長が独善的運営をしているとして民主的運営を求めた。

 県P連は昨年12月24日から3日間、小中学生と保護者らを募って「体感交流会in沖縄」を実施。この事業には、独立行政法人「国立オリンピック記念青少年総合センター」の「子どもゆめ基金」から100万円の助成を受けており、県P連は同法人に、約784万円の決算報告書を提出した。ところが理事らに配られた決算報告では約40万円少ない約745万円と記載されていた。質問状で理事らは、これら決算の訂正と、経過説明を求めている。また、評議員会などで自分たちの発言が妨げられると批判している。

 これに対し、小野会長は「本当の決算は約745万円だが、助成の上限である100万円を受けるため、同法人と相談した上で約784万円の決算を提出した」と説明している。また、小野会長は「質問状を出した理事らは、長々と発言するなど、ほかの理事らの発言を妨げている。民主的な会議とするためにあまりにもしつこい発言は遠慮してもらっているが、それでも質問状を出した理事らの発言は、会議の3分の2以上を占めている」と反論している。【荒川基従】

 


【ひとこと】
先週、このニュースを載せようかなと思ったが、様子をみることにした。
そのときは「元気があっていいな」ぐらいに思っていたが、28日の総会でとうとう決算が否決される事態になった。
大変だなーというのが感想である。
計算が合わないのでは、大人として子供に対して恥ずかしいですね。
国会議員の秘書給与みたいになってきましたね。

PTA会長は自分がやりたいといってもなれない。あくまでも会員からお願いしますと言われてなるもの。
相手の意図がどうであれ、会員から信任された理事にたいしては説明責任が発生する。
公開質問状に回答できないようではまあ、公人として失格でしょう。

公開質問状を出したグループが次期役員になれるとは限らない。
新しく理事になった人たちは事情が良く分からないので右往左往するかもしれない。
しかし、大人なんだからそれなりの結論をだすでしょう。

ところで「オリンピック記念青少年センター」を調べてみた。
文部科学省管轄の独立行政法人らしい。独立法人と言うのは特殊法人の名前が変わっただけで文部科学省の役人の天下り先であることには変わりがない。
「こどもゆめ基金」というのは、ホームページによれば「国民総参加型の次世代支援運動青少年教育に関する団体が行う子どもの体験活動や読書活動などの振興を図り、子どもの健全育成に寄与します。」となっており、助成金交付件数は1,588件,助成金交付額は12億9217万3千円となっています。
体験活動に助成するということですが、中味は旅行に近いものであろう。旅行もどきのものに国費を使う必要があるのか、今の世の中給食費が払えない子供も居るし、親がリストラにあって高校を中退せざるを得ない子供たちもたしか3万人にもなっている。
そのような中で旅行に国費を使う事には異論があるだろう。

私の村では、アメリカとの国際交流ということで相互訪問を行っている。私の村からは、10名選考されて村の補助金もついて毎年訪問している。
ところがアメリカからは2年に一遍しか来ないのである。
アメリカの子供たちには補助金はついてなく、選考なども行われないで自由参加となっているようである。
彼らは、自費で台湾、香港などを経由して日本に来るようだ。

2年に一回と言うのは引率の教師も自費で来るので毎年では負担が大きいと言うことらしい。
アメリカの子供たちは小さな星条旗を何本も持って来て行く先先でばら撒いている。
日本の訪問団は、国旗などは持って行かない。
反日感情があるかもしれないので日本の国旗は持たせない方が良いと言う事を教師が言っていた。
なんとも悲しい事である。

ところで、補助金のつく事業は普通の旅行代金にくらべて高いように思う。
どうせ国の金だから少々高くてもかまわないという意識が関係者に無いか見直す必要もあるだろう。
最近では、市町村でも国際交流に補助金を出すところも多くなって来た。
国が助成する必要があるのかどうか考える必要があるだろう。

今回の場合は、国内の沖縄と言う事で、例のテロ対策で減った観光客の補填の意味もあったのだろうか。
そろそろ、補助金で旅行する事は止めにした方が良いのではないか。
アメリカのように堂々と自費でやればよい話だろう。
選別するのもそろそろ止めた方が良い。
将来誰が社会の為に役に立つなんてわかりっこないのだから。
抽選で良いのではないか。
その金をもっと保護が必要な子供の為に使った方が良いのではないだろうか。

ところで、国の方はどうなんでしょうかね、決算額に疑念があるのに何とも言わないのは職務怠慢ではないのかな。
監督官庁の文部科学省もきちんと調査する必要があるのではないだろうか。
たしか、補助金を不正に使った場合は刑事責任も発生するのではないかな。
なんか国会の騒ぎに似てくるような。

昨日、群馬県PTAの総会に行って来ました。例のこども保険の税金の分も予算に入っていてきちんとまとまっていました。
前会長(顧問)の税理士さんがしっかり見てくれています。
予算規模が大きくなってきたら素人会計でなく本職を入れる必要もあるのではないでしょうか。
今回の問題はまず、事実を正確に把握するために第3者の会計士などを入れてきっちりしないと収まらないのではないでしょか。
国費を使うからにはそれなりの姿勢が必要でしょう。
逮捕者が出ないことを祈ります。
ここまで書いた後に、日本の国債格付けが2段階下がって2Aになったとのニュースが飛び込んできました。
今や日本の財政は税金だけでは間に合わず、国債(国の借金)がGDPの150%にもなっているのがその理由とか。
要するに、借金した金を使っているわけです。
今回の問題の発端は「こども夢基金」の金の使途の問題です。
借金した金を物見遊山に使っていると言っては過言でしょうか。
「オリンピック記念青少年センター」の事業も見直す必要がありそうです。
例の誰が見ているか分からない「こども放送局」も「オリンピック記念青少年センター」の事業でした。
ここまで無駄使い体質に蝕まれているとすれば益々日本の格付けは下がるのではないでしょうか。
日本破産にならないように発言するのも「こどもの未来」を保証するような気がしてきました。
日本の精神的バックボーンの伊勢神宮のある三重でこの問題が発生したのは、まさにご先祖様が日本の行く末を心配しての事だと思います。
と言っても私は告発している人たちを一方的に支持するわけではありません。
会長の旅費を会で負担した事を非難する事は少し酷なように思います。
連合会の会長は最低250日以上はPTAの為に家業を投げ打って無給で奉仕しています。
県Pの役員クラスも200日程度は無給で奉仕しているのが実情です。
その経済的精神的負担たるや大変なものです。
旅費などの必要経費は負担してしかるべきです。
他の役員は自費で参加したようですが本来はPTAで負担すべきものでしょう。
そうでないとPTAが実質的に特定の人から寄付を受けていることになります。
裏を返せば、そのような負担が出来る人しか役員になれなくなります。
旅費などの必要経費は会で負担する、そのかわりきっちりと仕事をしてもらうということが大切です。
他の団体に比べて負担が大きすぎるのではないでしょうか。
そうでなくては経済的に余裕のある人しか役員になれなくなります。
その事が、逆を言えば特定の役員が発言力を持つ事に繋がってはいないでしょうか。
よく言えば、お任せ体質。悪く言えばたかり体質が会員の中にないでしょうか。 今回の事を契機としてPTA活動のあり方がみんなのものとして考えたいものです。
「過を転じて福となる」ことを切に願います。

(平成14年5月31日 金山 武)


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