元朝日新聞編集委員江森氏が町田市教育委員を辞退/拉致問題で責任

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江森陽弘氏、町田市教育委員の再任辞退=多摩

2002.09.28 読売新聞社 東京朝刊 28頁 (全293字) 


 町田市教育委員に四年前就任したジャーナリストの江森陽弘さん(70)が、来月で任期切れになる委員の再任を、「仕事が多忙になった」と辞退したことが二十七日わかった。

 江森さんは、昨年八月の教育委員会で、「新しい歴史教科書をつくる会」の中学公民教科書にある北朝鮮による日本人拉致(らち)の記述について、「事実かどうかまだわからない部分がある」などと述べ、採用に反対。同会が二十六日、この発言に異議を唱え、再任に反対する声明を出していた。

 江森さんは、「前々から考えていたことで、声明とはまったく関係ない」と話した。寺田和雄市長は、「教育問題には非常に熱心だっただけに残念」としている。


町田市 江森氏、教育委員退任へ 反対一転「扶桑社採択に賛成」

2002.09.28 産経新聞社 東京朝刊 30頁 第2社会 (全381字) 


 東京都町田市の教育委員を務める元朝日新聞編集委員、江森陽弘氏(七〇)が同市の教科書採択審議で北朝鮮による拉致事件の存在に疑問を呈する発言をした問題で、町田市は二十七日の市議会に再任案を提出せず、江森氏が来月の任期切れで退任することが決まった。

 江森氏は昨年八月の委員会で、拉致事件を唯一取り上げた扶桑社の中学公民教科書の記述について「事実かどうか分からない」などと発言し採択に反対していた。

 産経新聞の取材に対し江森氏は「多忙のため、二期目はできないと市長に伝えた」と説明。「拉致は昨年の段階では疑惑だったのでああ言ったが、金正日総書記が認めたので恐るべき国家犯罪だと分かった」と釈明した。

 その上で「拉致事件はさらに調査し、教科書にも是非掲載すべきだ。事実と分かった以上、扶桑社教科書が学校で使われることに賛成だ」と、一転して扶桑社採択に賛成の見解を示した。


教科書採択審議 江森氏が「拉致疑問」発言 教育委員不再任を要求

2002.09.27 産経新聞社 東京朝刊 31頁 第1社会 (全469字) 


 ◆町田市につくる会

 北朝鮮による拉致事件をめぐって、東京都町田市の教育委員を務める元朝日新聞編集委員でジャーナリスト、江森陽弘氏(七〇)=写真=が、昨年の教科書採択審議で拉致事件の存在に疑問を呈する発言をしていたことが二十六日分かった。同市教育委員の再任案件は二十七日の市議会本会議に提出されるが、市側は江森氏の再任案を出すかどうか、本会議開会ぎりぎりまで最終調整を行う。

 拉致事件については、新しい歴史教科書をつくる会のメンバーが執筆に加わった扶桑社の中学公民教科書だけが記述。巻頭グラビアに掲載しているほか、国家主権や人権の問題として一ページを割いて説明している。

 議事録によると、江森氏は昨年八月の教育委員会で、この記述について「事実かどうか分からない」「こういうものを教科書に使うということは、僕はちょっとまずいんじゃないかと思う」として、採択に反対した。

 新しい歴史教科書をつくる会は二十六日、江森氏を再任しないよう求めるとともに、拉致事件について同様の発言をした東京都杉並区の安本ゆみ教育委員の辞任を求める声明を発表した。


?はてな?
 最近自分の発言について責任を取る人がめっきり少なくなった中で、江森氏の態度はある意味で立派ともとれる。
ジャーナリストとして長年、確認の取れない記事を鵜呑みにして発言をしてきたことに対する責任を感じたのだとしたら立派である。
 しかし、朝日新聞と毎日新聞はこの記事を載せていない。
読売と産経新聞が載せているのは現在のマスコミの態度を顕していて面白い。
長年、日本のマスコミは拉致問題をまじめに取り上げてきたかというとそうではない。
北朝鮮や中国の事になると何故か及び腰である。
どちらかというと、中国や北朝鮮の政府の発表をそのまま載せることが多い。
マスコミの鉄則である裏を取るということをしないで政府の発表をそのままのせて来た。
中国も北朝鮮もジャーナリズムは存在しない。
あるのは、共産党のプロパガンダ(宣伝)のみである。
それらの発表をそのまま載せることが今まで許されてきた。
その根底には共産党は悪いことをしないという根拠のない思い込みではないだろうか。
言うまでもなく、ソ連崩壊後共産党の悪事の数々が明るみに出てきた。
日本の新聞でもいくつかの良心的な新聞は、国外退去の脅しに屈せず真実の報道をしてきた。
中国が日本のマスコミの国外退去を行ったとき何故か朝日新聞だけが中国に留まる事を許されたのは何故なのか。
もう一度、マスコミに対する信頼度を見直す必要もあるようだ。
最後の記事の安本さんというのは、たしか本欄でも取り上げたことがあるが、PTA出身の女性教育委員である。
たしか、教科書を採用するときに、ある教科書は字が多すぎるという理由で反対し、薄くて漫画やイラストが多い教科書を推薦したように記憶している。また、今回の記事のように拉致については同様の発言をしている。
彼女の今後の去就に注目したい。


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