熊本県PTA大会に3300人が参加

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県PTA研究大会  熊本市で3300人が参加  週5日制テーマに討論=熊本

2002.11.10 読売新聞社 西部朝刊 35頁  


  第三十回県PTA研究大会が九日、熊本市の県立劇場で開かれ、会員ら約三千三百人が参加。教育や地域活動に貢献した人や団体への表彰式や記念講演、分科会が行われた。

  分科会では、教育の現状やPTAの在り方などについて六つのテーマで討論した。「学校週五日制―土曜日の使い方を考える―」には、約六百人が参加。子どもたちに活動の場を与えた例として、熊本市日吉地区のスポーツクラブづくりが紹介された。

  中学三年の子どもがいる阿蘇町乙姫、松永富士子さん(42)は「他の地域の活動を聞くことができ、参考になった」と話していた。 


一言
参加人数の多さでは全国でもトップクラスではないかと思います。
「学校週五日制―土曜日の使い方を考える―」には、約六百人が参加とあります。
あらためて学校週5日制に対する関心の深さがうかがわれます。
学校週5日制は、本来は学校の先生の処遇の問題だったのを、理屈をつけて「ゆとり教育」などと合理化したのがそもそものボタンの掛け違い。
先生の処遇の問題であれば、ようするに学校の先生も一般の公務員と同じように週2日休みにすれば良いわけだから、単に先生の勤務をシフト制にするだけで良かった。
それでなくても少子化で先生がだぶついているのだからシフト制は簡単だったと思われる。
ところが、そこにゆとり教育という概念を持ち込んだから問題はややこしくなった。
日本の競争社会の現状から見て、はじめから「ゆとり教育」はなりたたない。
経済的余裕のある家庭も、無い家庭も殆ど塾通いをさせているのが現状である。
ゆとり教育の、そもそもの発想は、学校で子供を長時間しばって画一化教育をするよりも、家庭に返して、家庭教育の中で子供を育てようというところに意義があったと思われる。
ところが、家庭教育そのものが現状では破綻している。
夫婦共稼ぎが普通になり、子供を家庭に返そうとしても家庭に親が居ない。
それでは地域に返そうとしても、地域に暇な人が居ない。
暇な人がいて、野球やソフトボールをやろうとしても少子化で子供が集まらない。
はじめから成り立つ条件がよく考えられていなのである。
最近、土曜日学校が休みになるというので、お稽古や、塾に通わせる事にしたということを良く聞くようになった。
結局は塾で遊べせてもらっている事になる。
そのような人には最近また大きな問題が出てきた。
土曜日に学校行事があってなんだかんだと子供が呼び出される。
折角高い金を払って、塾やお稽古事をさせているのに、お金の無駄だから、土曜日に行事を行うのは止めてもらいたいという意見である。
混乱も極まれりというところのようだ。
この混乱はしばらく続くのではないだろうか。
相当の準備期間があったはずなのに、その時間が有効に使われてこなかった。
一つには情報公開がされているようでされていない。
幹部のところには話は来ていてもそのことがPTAの会合などで十分報告され、討議されていない。
言いっぱなし、聞きっぱなしになっている。
今の、PTAの形態は代表に白紙委任状を出しているに過ぎない。
各種の審議会や委員会にPTAから委員が出席しているが、個人的な意見を述べているに過ぎない面がある。
この辺の改善がされないと何時まで経っても良くならないのではないだろうか。

(平成14年11月15日 金山 武)


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