学校理事会導入へ/東京都足立区

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地域の要望 学校に反映します 保護者ら参画 理事会設置へ 足立区立五反野小

2003.01.15 中日新聞社 朝刊 23頁 東京版 (全529字) 


 文部科学省の「新しいタイプの学校運営の在り方に関する実践研究校」に指定されている足立区立五反野小学校(足立三)に、保護者や地域の人々が学校運営へ参画する「学校理事会」が、今月下旬にも設置されることになった。実践研究を担当する地域運営検討委員会が二十二日、同区教育委員会に提案する。こうした理事会は全国初の試みで、地域の要望を反映した学校づくりの仕組みとして注目を集めそうだ。

 五反野小では、昨年十月から同検討委を設け、議論を進めてきた。提案によると、理事会は、校長と教職員代表、保護者や開かれた学校づくり協議会などの地域代表ら計十一人で構成。保護者・地域の代表は、校長らとともに、学校教育や基本方針の策定、教育課程の編成など学校運営の意思決定に参画していく。

 これまで、学校だけで教育課程の編成作業を行っていたが、教育目標や指導の重点、授業時間数などの具体的な内容に対して、地域からの提案や要望が反映される仕組み。学校・家庭・地域の三位一体による教育の実現を目指す。

 同検討委は、校長の応募制も提案。同区内の現職小学校長から募集し、理事会が書類審査や面接を行い、地域の意向に沿った校長を選考する。その後、都教委の認可を経て配置される。校長応募は来年度から実施予定。


一言
今まで、学校に地域や保護者の意見を反映する制度としては、学校評議員制度があった。
学校評議員は校長が推薦し教育委員会が任命するという制度で、校長のお気に入りでなくては評議員になれないというおかしな制度であった。
今度の学校理事会は、校長の人選や教育内容まで検討できるということで画期的なものになっている。
問題は、理事の選出方法をどのようにするかだろう。
あまりに政治的に偏向した人物が委員になるのは困るが、それも民主主義のルールできちんと決まる方法を考えていただく必要があるのではないだろうか。
今まではお役所が決めてくれた、今度は自分で決める。
「痛いのは自分持ち」、自己責任が民主主義、理事を選ぶ目をしっかり養う必要がある。
いずれにしても、戦後50数年、教育の民主化はやっとその緒についた感がある。
引き続き見守りたい。

(平成15年1月18日 金山 武)


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