福岡県知事「いじめ自殺」家庭に責任と発言
(ルールある報道父母教師会要請)

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ルールある報道父母教師会要請
(平成18年10月19日 産経新聞 13版 30ページ(社会面))

 福岡県筑前町の町立三輪中学校2年の男子生徒がいじめを苦に自殺した問題で、同中学の父母教師会は18日までに、「教育的配慮を踏まえたルールある取材と報道」を、報道各社に文書で要請した。
 同会はまた、「私は取材を受けません」と書かれたカードを生徒に配布した。
取材に応じたくないが断ることができない場合に、生徒が記者らに見せることを想定しており、取材拒否を強いるものではないという。
 


一言
福岡中2自殺問題に関してPTAの動きがないか見ていたら、今朝の新聞に上記の記事が出ていた。 このことについて、コメントはあとで載せるとして、PTAとして正しい動きなのかどうか考えて戴くために速報いたします。

(平成18年10月19日 5時45分 金山 武)

おまけ 「いじめ」に関する過去ログ


調べてみたら西日本新聞が一日前に報道していました。しかし産経にある「取材拒否カード」については何も書いてません。
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「節度ある取材」 報道各社に要請 三輪中の父母教師会

 福岡県筑前町の三輪中学校2年の男子生徒が自殺した問題で、同中父母教師会(鎌田正博会長)は17日、新聞とテレビの報道各社に「学校への教育的配慮を踏まえたルールある取材と報道」を文書で要請した。

 要請文では「連日の大勢の報道関係者による学校近辺での学校関係者・生徒へのインタビューや撮影が、子どもたちの精神状態に大きな動揺を与えている」としている。

=2006/10/18付 西日本新聞朝刊=


こんな記事も見つかりました。
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筑前町の中2自殺:知事「家庭教育も大切に」 /福岡

 麻生渡知事は17日の定例会見で、筑前町立三輪中2年の男子生徒(13)がいじめを苦に自殺した問題に触れて「どうして自殺という極めて深刻、かつ重大な行為に及んだのか。学校教育のあり方はもちろんだが、人格なり、ものの考え方には家庭教育も非常に大切なこと」と述べ「自殺はいけないんだということをきちっと教えないといけない」と強調した。
 また、1年時の担任が亡くなった生徒に対して繰り返したとされるいじめ発言について「どのような発言がどのような場であったのか。それが本人、あるいは子どもたちにどういう影響を与えてきたのか。今、県教委が調査している」と話した。【加藤学】
〔福岡都市圏版〕

10月18日朝刊

(毎日新聞) - 10月18日16時1分更新

記者の受け取り方の違いではないかと思い、念のため福岡県庁のホームページから抜粋してみます。
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平成18年10月17日定例記者会見(福岡県庁ホームページより

(記者)先日、中学2年生の男の子がいじめを苦に自殺するという事件がありましたが、その件で一言いただけないでしょうか。
(知事)大変悲しい事件でありますし、大変残念なことだと思います。
(記者)今回中学2年生の自殺をめぐっては、本来いじめを取り締まるべき教師のほうから、生徒に向けて不適切な発言があったというのが、昨日、学校側から言われましたが、教師から生徒へのそういった不適切な言葉についてはどのように感じておられますか。
(知事)どのような発言がどういう場で行われたのか、それが本人あるいは子供たちにどういう影響を与えているのかということ、あるいはいじめについては事前にいろいろなアンテナを設置しているんですが、それがうまく機能しなかったということがありますから、そういう点も含めて、教育委員会のほうで今鋭意調査をしております。その中身なり事実の評価については、私が今の段階で発言できるだけのはっきりした材料がないという段階です。

(記者)今のアンテナを設置していてもなかなか厳しい、という点については、今後フォローアップというものも考えられるかなと思うんですが、今時点で何か考えられていることはありますか。
(知事)今時点でちょっと、具体的に現在のやり方をどこをどういうふうに改善すればより有効なものになるかどうかということについて、私が今ここで言えるような段階ではないと思います。
(記者)教員だけに限らず、教職員の人権意識を高めるという意味では、今後必要な課題というのも見えてきたのではないでしょうか。
(知事)自殺という極めて深刻かつ重大な行為に至ったことについては、学校教育や学校全体でのいじめなど少し総合的に考えなければいけないと思いますし、学校の教育のあり方はもちろんですが、人格なり物の考え方には、家庭教育ということも非常に大切なことでありますから、そのことも含めて考えないといけないと思います。
 やはり、自殺はいけないんだということもきちんと教えなきゃいかんと思います。人権教育というふうにあまり拡散をさせてしまいますと、何をやっていいかわからなくなるから、もうちょっと具体的なことに即してやっていかないといけないと思います。


知事の発言をよく読むと、学校の責任よりも、家庭の責任すなわち、自殺してはいけないということを家庭で教育しなかったのが悪いと言わんばかりです。

自殺するとは思わなかった、過敏な反応だ!
家庭がしっかりしないから自殺したんだ、(学校には責任が無い)と県知事も言っているし。

だから学校の校長の言い方も変わって来た。
知事が言っている以上、県の教育委員会、町の教育委員会はその方針の下に物事を進めなければならない。

これでPTAの動きの理由が分かりました。

「先生だけの責任ではない、いじめた子ども達の責任だけではない、本人の心が弱かったのも原因の一つ」。
「そうだ!」「そうだ!」

賠償金請求されたら大変だ!

「マスコミ対策」、「対策!対策!忙しい、忙しい!」

まず、当事者の先生を入院させなくては、PTAも召集して、余計な事を子ども達にしゃべらせてはいけない。
「取材拒否カードはどうだ」、「それはグッドアイデア」
なんせ、PTAの中で、加害者と被害者がいるわけで、どちらにつくわけにも行かない。
「いじめた子ども達の保護者も、自殺した子どもの親も同じPTAの会員だし、中立ということで、とにかく子ども達の動揺を防ぐのが先決」、
「うちの子は受験を控えているのにこんな騒ぎになってしまって早く終わらせてよ!」、「賛成!」
こんなことで決まったのかな。


昔、日P((社)日本PTA全国協議会)の幹部の人と話した事がある。

彼の説によると、「学校は強制収容所、いわば刑務所なんだ」、「親は学校行かせなければ法律で刑罰を受ける」
学校の教育方針に文句は言えない。「こどもを人質に取られているから言いたいことも言えない」
そういう中で、PTAは刑務所に出入りできる弁護士なんだ、その事をきちんと考えておかなければならない。
そんな事を言っていたことを思いだした。

家庭教育をどんなにしても、簡単に死ぬんだよ!
大人だって過労自殺をするんだ!
過労自殺の場合は、労災の補償が受けられるようになったけれども、「いじめ自殺」の場合は、何の補償もない。
死に損さ!

だから、殺さない教育が必要なんだ!
人は言葉で簡単に死ぬんだよ!
この事を分からせるのが教育さ!

文部省がさかんに「生きる力を養う教育」なんて言っているけれども、あれは間違いさ!
殺す側の発想なんだな!

「生きる力が弱いから、強くする」そんな事は出来ないさ!
人間は弱いんだよ!

本当は強い人間のほうを教育しなければならないんだ!
弱い人間は、言っている事を理解する力も弱いんだ。
そんな子に強くなれって言ったって無理なんだ!

強い子に「弱いものいじめをする事が悪いことだ」ということを教える方が大事なんだ。
人間の品性を養う教育をしなくてはならない!

今回の「いじめ自殺」をした親御さんが、
「学校や先生を選べるように」という提案をしているが、
それも一つの解決方法だが、根本解決なのかどうか良く考えてみる必要があるような気がする。

お悔やみの言葉ではなく、死んだのは親のせいだと言っているような「品性が足りない知事」が支配している福岡県ではどこの学校に行っても大同小異ではないのかな。

いじめを無くすには、品性の高い教師や学校を作ること。

責任をなすりつけるような品性の無いことをしないこと。

その為に何が出来るかを考える事。

逃げないで、立ち向かうこと。

PTAを、心ある人の集まりに変えること。

支援すること。

本当は一緒に泣くこと。

(平成18年10月19日夜 金山 武)


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