バスケットクラブの解散

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<岐阜いじめ自殺>少女所属の瑞浪中バスケットクラブが解散

 岐阜県瑞浪市の市立瑞浪中学2年の少女(14)がバスケットボールクラブなどでのいじめを苦に自殺した問題で、同クラブは7日夜、解散した。保護者や民間のコーチらが、生徒らの動揺が激しく実質的に活動できない状態であるため決めた。今後の様子を見て再開を検討する。
 少女の自殺について、学校側は、クラブ活動でボールを遠くに投げられるなどのいじめを受けたことが自殺につながった、と認めている。クラブ解散について、同市教委は「突然のことで驚いている。課外活動なので学校にも報告されていない。関係者と連絡を取っているところだ」としている。【小林哲夫】

(毎日新聞) - 11月8日15時3分更新


一言
 クラブ活動は課外活動と位置づけられ、学校の責任があいまいである。
部活の顧問は、教師がなっていることが多いが、基本的に勤務時間と看做されていない。
試合などは土日が多いが、無給である。

したがって、本来は部活の顧問になるかどうかは任意なのだが、実際は、半強制的に割り当てになることが多い。
 運動が好きで、その種目が得意な場合は良いが、全然経験がない種目の顧問になることもあると言われている。

そのような場合は、顧問とは名ばかりで、子ども達まかせの自主練習になりやすい。
子供同士ではいじめの発生にもつながりやすい。

また、反対に、学生時代に選手だったりすると、成績主義に走り、子ども達に過酷な練習を強いる結果になりやすい。
この場合は、指導と言う「しごき」、見方によっては「いじめ」になる。

また、最近では少なくなったと言われているが、子ども達は部活に入ることを強く奨励されている。
半強制的に何れかの部活に入らなければならない学校もあるようだ。
 各県に中体連という組織があって、大会が開かれる。
大会は、学校対抗の形で行われる。
郡市大会、県大会、ブロック大会、全国大会と競りあがっていく形になっている。
運動部の構造が、中体連から高体連、大学対抗、プロという、構造になっている。
 このような構造から、中学生から、スカートが跋扈し、中学生を越境入学させることも行われいると言われてきた。
長時間練習については最近では各地の校長会などで、自粛申し合わせなども行われているが、あまり守られていない。
 中には指導者よる暴力が日常化しているところもある。

いじめは、そこから逃げられない、しばりの中で発生しやすい。
特に運動部の場合は、勝つことが主目的なりやすい。

 クラブ活動が上部団体に組み込まれ、運動を楽しむというより良い選手を選抜するという面が目立つようになって来ている。
金銭的にも協会会費の名目で小・中学生から競技団体に金が上納されている実態もある。
 運動クラブは競技種目よりむしろ、趣味として、継続できる、体を動かすことに喜びを感じて国民保健の向上を主とした種目に変えて行く必要があるのではないだろうか。

 地域団体が行う体育祭なども対抗試合的な徒競争などが多すぎる。
この辺からも変えて行く必要があるのではないか。
現在では、競技を主とした地域の体協活動への参加者が激減している。
この辺の一部のプロになる人の為のクラブ活動ではなく、楽しむための運動クラブに変えて行く必要があるのではないか。

 運動部クラブの現状は上記のようだが、一方文化部のクラブについて最近、面白い話を聞いた。
日本合唱連盟主催の第59回全日本合唱コンクール全国大会 中学校・高等学校部門が10月の28日、29日に行われた。
その中で、ちょっと変わった中学校の合唱部が金賞に入賞した(順位は第2位)。

 その中学校の名前は群馬大学付属中学学校である。

合唱部の部員は、野球部やバスケットボール部員もいて、普段の練習は朝の20分と昼休みの20分だけだそうだ。
それで金賞!と驚く人と、いやー「付属中」だから出来るのだ!、小学校から基礎が出来ているから当たり前だよと言う人がいる。

確かに、条件は良い。

先日、指揮者本人ではないが、指揮者の両親に会って話を聞く機会があった。

実際は大変だったようだ。

4年前に赴任した時までは県大会どまりだったのが、最初の年から、全国大会へ行けるようになった。
しかし、どうしても入賞しない。

毎年、毎年やり方を工夫するのだが、入賞の壁は厚かった。
選りすぐりの部員を、特訓に継ぐ特訓で指導するのだが、入賞しない。

今年は、やり方を変えて、入賞を目的にしないで、合唱の好きな子どもを集めて、合唱の楽しさを分からせることを主に活動した。
練習時間も朝の20分と、昼の20分にした。
そうしたら、入部希望者がどんどん増えて、91名になった。

それらの部員を全員連れて行くことにした。

91名の部員と91名の親の大応援団。

普通、合唱部というと30人とか40人であるが(中には15名というところも)、出場者91名、そのボリュームがら出る圧倒的声量、大応援団の拍手、あれよあれよと言う間に上位に上り詰めてついに金賞を射止めた。
指揮者賞も射止めた。

実際には、91名の声を一つに纏めるのは、並大抵のことではない。
むしろ、音楽性を重視するのであれば、少ない人間でのハーモニーをとった方が確実に入賞できると考えるのが普通の考えであろう。
今回の大会の審査方法は、9名の審査員で最高点と最低点を捨てて、残りの点数の平均で評価する方式であった。
その事も影響したのではないだろうか。

NHKでも合唱コンクールを実施しているが、NHK方式では5人の審査員の点数を平均する方式である。

どちらが、合唱コンクールの審査方法として優れているかは問わないが、NHKでは入賞できなかったチームが合唱連盟では金賞になった。
色んな基準があって良いのではないか。


今回、バスケットクラブが解散になるとの事であるが、今度は、楽しみながら出来るチームとして再生してもらいたいものである。

(平成18年11月14日 金山武)


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