これでいいのか自動車保険その2
搭乗者傷害保険の問題点

 例の細かい字で書かれた約款を見てみたら、搭乗者傷害保険の項(第1条)で、支払われる保険金は@死亡保険金A座席ベルト装着者特別保険金、B後遺傷害保険金C重度後遺傷害保険金、D医療保険金と書いてある。
Dに医療保険金と書いてあるので医療に要する費用が出ると思われるが、ところが、ところがどっこい!そうはならない。良く読んでみると(第8条)
@入院日数1日につき保険金の1.5/1000(1万5000円が上限)A通院1回につき保険金の1/1000(1万円が上限)と書いてある。要するに500万円の搭乗者傷害に入っていれば@入院していれば、7500円/日A通院の場合5000円/日が出るということです。逆に言えば治療費は出ないと言うことです。
 今回、事故に遭うまで、搭乗者傷害保険500万円とは、500万円を限度として治療費が出るものとばかり思っていました。
 普通他人を乗せていて怪我させた場合に、治療費と見舞い金が出れば良いのではないだろうか。入院とか、通院の回数で支払うのは一見合理的なようでいて、人間に悪心を起こさせるのではないか。出来高払いであれば、一日でも多く入院し、一日でも多く通院したがるのが人情なのではないだろうか。病院で整形外科の混雑度が多いのは、こんな隠された理由もあったのかと改めて思った。
 医療保険金が何故治療費が出ないかというと、強制保険(自賠責)から出るからだそうである。医療保険金があるために自賠責の治療費がかさむということはないのであろうか。
 社会的効果ということを考えて見る必要があるのではにか。任意保険があるために、医療費が膨らみ、病院が混み、自賠責が高くなる。そんな構造が見えてこないか。
 人間に欲張り心を起こさせるような制度はよろしくないと思うのだが皆さんはいかが考えますか。