可哀相な中島議員


可哀相な中島議員
先日ある会合で、ある団体(まあここではA団体としておこう)の地区委員長と呑む機会があった。
2次会で盛り上がり、3次会まで付き合った。
結構高級な店ばかり、朝方3時まで。
よかったですよ。
私が何か役職に就いていれば、受託収賄罪になるところ。
PTA会長に推薦しないで欲しい。と言うのが請託の内容。
こんなのは、どうなんでしょうね。
「こんな呑兵衛で、悪い遊びばっかりしているのは、会長にしてはいけない」というのが彼の言い分。
へー!こんな面白い断り方もあるもんだねー。と感心した。
側に居た、A団体の会員でPTA役員のBさんにその辺の事情を聞いてみた。
A団体の地区(市)委員長クラスで(個人もちの)交際費が年間1000万円は下らないという。
PTAの場合は、呑み会の勘定は「割り勘」が殆どだが、A団体の場合は全部会長持ちになるらしい。
みんな入っている会員がお金持ちなので、ケチなことは出来ない。
カッコ良いところを見せたい。
そんなところらしい。
国会議員の場合はどうだろう。
A団体の人や、それ以上のワルとも当然付き合いをしなければならない。
対等の付き合いをするには、3回に1回は自分で出さなければ馬鹿にされる。
外車にも載らなければ位負けする、そこそこの家も。 最初から持っていればいいが。 F社から500万円もらって、秘書に480万円渡したという報道があった。
20万円自分で取って、秘書には480万円渡した。なんとイジマシイ。
秘書にも馬鹿にされていたのではないか。
可哀相に。
金が無くて国会議員になることほど惨めなものはない。
彼の父、中島源太郎は選挙民のお葬式に行くのに「違反」にならないように500円しか包んでいかなかった。
その次の選挙は当然落選
日本全国、そんな風土である。
中島洋次郎はその名が示すように、次男である。長男は最初サラリーマンをしていたが、父親の秘書をしていた。父親が亡くなったとき、当然周囲は長男が後を継いで立候補するものと思っていた。
しかし、長男は立候補を固辞した。
多分、金の無い政治家の悲哀を嫌というほど見ていたからだろう。
しかし、周囲は中島家の血筋にこだわった。
NHKを止めさせられて、無理矢理担ぎ出されて立候補、当選。
当選してみれば、まんざら悪くない。理想が実現出来るかもしれない。そんな幻想を抱いたかもしれない。
当選後の評判は良くなかった。
地元に還元するような行動をとらなかったからだ。(田中角栄型になるには教養が邪魔をした?。いわゆるご清潔ということか)
国政国政と言って、ちっとも地元に帰ってこない。
そんな、声が聞こえて来た。
政治家には選挙が付き物、おだてて立候補させて甘い汁を吸う。それが古参の地元議員。
おぼちゃん議員は、引っかかちゃったんだな。
政党助成金2000万円、砂漠に涙ほどの事でしかないんじゃないかな。
アメリカなどは政策秘書が議員それぞれに40人ぐらいはつくらしい。
スズメの涙ほどの金を出して、ああせいこうせい。
財布の中身まで全部報告書に書け。
お次は、外車は禁止して政治家は軽自動車か自転車に限定しますか。
役所の役人は、高級車で政治家は自転車。
まあ、行き着く先は、そんなもんでしょう。
政治を良くするには、きちんと必要な経費を国民が負担しなけれなならない。
秘書は最低40人は雇えるだけの金をだせ。
それから、能書きを語れ。
チマチマと2人分の金しか出さないで良い政治をしてもらおうなんて
特殊な政治団体か、企業丸抱えでしか国会議員になれない。
なったとしても悪い事をしなければ、地位を保てない。
そんな選び方で良いんですか。
昔のように天皇が指名する勅撰議員で結構。
税金をたんと払った人が議員になる。
これほど分かり易いことはない。
なまじ、夢を見た中島議員。
可哀相な中島議員。
(平成10年12月23日(天皇誕生日)に 金山 武)