足抜け支援ネットワークの必要性

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 先日17歳の命が失われた。
新聞に出ていたのでお気づきの方もいらっしゃると思いますが。
群馬県佐波郡で高校2年生が殺された事件。
 私が、中学校のPTA会長を引き受けた時に在籍していた子供らしい。
息子とは、同学年ですがクラスが違っていたので、詳しい様子は新聞報道以上にはわからない。
同じ年代の子供を持つ親として他人事とは思えない。
チーマーグループから足抜けしようとして、集団暴行されたらしい。
親御さんのお嘆きはいかばかりか察してあまりある。
 高校側でも、同グループに入らないように呼びかけていて、脱退の相談にものっていたようだ。
彼としては、しばらく彼らとの付き合いを絶っており、会費も払っていなかったようだ。
そこを、呼び出されて見せしめのために暴行されたらしい。
体格が身長180.5センチ、体重90キロで、体力には自信があったと思われる。 家族は、何も知らなかったらしい。  事件の前に近所の赤堀で同様の事件が発生しているが(死者は出なかった)その情報が生かされたのかどうか。 犯人グループは最初7人次ぎに5人、7人と逮捕されて、12月5日朝時点までにで合計19人が逮捕されている。一応これで全部という話しである。
警察には、尊い犠牲を無駄にしないように、グループの壊滅と再結集の防止に努力していただきたい所である。
 チーマーグループというのは、入るのは易く抜けるのは難しい。
やくざと同じ、加減が分からないと言う点からはやくざよりも始末が悪いかもしれない。
脱退については、余程の覚悟と周囲の理解がないと難しい。
今回の場合は、2箇所で暴行が行われている。
彼ほどの体格のものが何故易々と、やられたのかが疑問にのこる。
これは、想像だが、暴行に絶えれば足抜けが出来るとか、心理的に抵抗できなくしておいて暴行したものと思われる。
 最近のチーマーのやり方は、子供とは言え奸智に長けた面がある。
高校側が足抜けを呼びかける時には、その辺を考慮して、絶対に個人で行動させないようにしなけれればならない。
 学校と、警察と家庭が緊密に連絡をとって、対処しなければならない。
それにしても、最近の子供は、何故親にも先生にも話をしなくなったのだろうか。
やはり、その辺の信頼関係をどうやって確保するかが問題である。
 彼らのうち、重いものは少年院などに送られるだろうが、その他の者は、家庭に返される。
それらの子供たちが、再びグループを作る事が一番まずい事だと思います。
再ループ化を予防するためには、連絡を取れないように、転地させる必要があります。
 大分昔の事になるが、関西地区の知人にたのまれて、保護観察付きの少年を家に預かったことがあります。
その子供の場合は、グループと縁を切るために親が積極的に、転地させてグループとの接触を断つように行動した。
関西から、軽井沢のペンションに移して1年半居て、それから我が家に3ヶ月ほど預かった。
我が家に来てからは、子供たちの協力もあり、心が穏やかになり。
最後には親孝行したいと言う心境にまですることが出来た。
現在は、郷里に戻って家庭を持っている。
 私の場合は、たまたま、個人的な関係で、私も女房も若かったから対応できたが、
実際には、転地させたいにも、知り合いも無く、親戚にも言い出せないで悩んでいる家庭が多いのではないだろうか。
 PTAのネットワークとはいかないだろうが、保護司とかボランテアのネットワークなどで、一時転地させて、預かるような「足抜けネットワーク」が出来ないものかと考える次第です。
学校なども、出来れば特別枠で転校出来るようなことも考えて欲しい。
そんな、グループに入らないように家庭でしっかり教育すべきだとの意見もあると思うが、
男の子の場合は、中々持って難しい。
普通の子でも、うっかりするとグループにリクルートされないとも限らない。
具体的に、子供たちを救済するプログラムが社会的に必要なのではないだろうか。
平成11年12月6日)

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