150億年

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先日テレビを見ていたら、元素が何時頃出来たかを特集でやっていた。
昔、錬金術師たちが一生懸命金を作り出そうと研究を続けた。
その結果近代科学が発達した。

水素からへリュームへの変換などは太陽などの比較的軽い恒星でも起きているが。
それより元素番号が高い金などの元素は、小宇宙同士がぶつかるなどのものすごい爆発が起きた時にしか出来ないそうである。
現在の元素が出来たのは、約150億年前に発生したビックバンによるという。
このビックバンにより現在の宇宙を構成する全ての元素が出来た。
そうすると、現在の宇宙の全てのものは150億年前に出来た事になるではないか。
150億年前から、元素の量は増えもせず減りもせず、温度や圧力や結びつく相手の元素によって分子となり、
その中で様々な姿を顕しながら
自分自身は変化せずに150億年すごしてきたらしい。
そうすると、私たちの、身体を構成する元素も実はその150億年前に出来た元素の集合体である。
なんとなんと、私は実は150億年生きてきた事になるではないか。
不思議なことである。
人はそれぞれ顔が違うように、性質も違うように見える。
しかし、もとは同じ150億年に出来た元素から出来ている。
面白いことである。
山も、川も、空も、海も皆
同じ時に生まれた元素から出来ている。
仏教で言うところの国土悉皆成仏である。

(平成13年8月31日)


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