泣いて勝つ

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馬鹿々々しくて話にもならないが

田中真紀子が嘘ついたとか、つかなかったとか世間が騒いでいる。

しまいには真紀子が泣いたとか。

小泉首相の言やよし。

「泣くのは女の最大の武器だからな!」

そもそも、アフガン復興会議を日本でやる事は大分前から決まっていたこと。

NGOの会議も決まっていた事。

主管の外務大臣が、日本のNGOの現状を把握していなかったとは

普通なら、政府が言えないことをNGOを通じて言わせるとか

少なくとも、NGOの代表を呼んで根回しをして置く事などは外務大臣としては

当然の事であろう。

それがどうだろう。

今回の大騒ぎだ!

あるいは今回の問題は、田中側から仕掛けた政治的な賭けだったかも。

予め、鈴木が怒りそうなことをNGOに言わせる。

そして鈴木に干渉させる。

NGOを欠席させる。

マスコミが大騒ぎする。

そこで、鈴木と外務省の事務方が癒着していると

国会で答弁する。

一挙に鈴木避難の声があがるという筋書き

ところが、その筋書きが破綻した。

それは真紀子が大根役者だったので

言った言わないの水掛け論に持っていかれてしまった。

国会の懸命な先生方は、どちらにも組しない。

真紀子の賭けは失敗。

「一生懸命仕事をしているのに役人の言うことを信用している。私は嘘は言っていない」と泣いてみせたということか。

以上は私の独断と偏見であるが、いずれにしても

NGO会議に出席させるのは外務大臣の重要な責務

その責務が出来なかった原因を他になすりつけるというやりかたには

責任感の欠如以外の何者でもない。

もし真紀子が言っているように外務省の役人が嘘つきで

真紀子を貶めることばっかりしていると言うのならば

そんな事は最初から分かっているとばかり

自分でNGOに連絡を取って置くぐらいの事は政治家ならば

誰でも気が付くこと。

それも出来ないでだまされたと言うのは

職務を果たしていないと言うこと。

外交などは最初から狐と狸の化かし合い。

だまされたと言って泣き出すような外務大臣では

男にしろ、女にしろ頂けない。

外務省の役人ならずとも

馬鹿々々しくって小ばかにするだろう。

いずれにしても

国益が損なわれていることは確かである。

困ったもんだ。

それもこれも、教育の問題である。

学校教育というより、社会教育。

今回の騒動でも、真紀子には90%の支持があるという。

良い品質の商品は、お客が作るという言葉がある。

政治家を育てるのは、国民の仕事。

その根本は、理非善悪をきちんと見分ける批評眼を養う必要がある。

叱るべきときにきちんと叱る。嘘泣きにごまかされない。

子供の教育にも当てはまるのではないだろうか。

人気だけで政治が行なわれる事の危うさをそろそろ気づかないと

その付けがやがてというより、直ぐ回って来そうな気がする。


(平成14年2月28日 金山)


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