参議院選雑感

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参議院選が終わった。

テレビの速報番組を3時近くまで見てしまった。
北海道選挙区の「鈴木宗男」が48万票を獲得した、逆風のなかでは善戦である。
ただ、「地方からの反乱」といスローガンはどうか。
政治は正当性の争い、理念の戦いであることを考えると今ひとつである。
反乱といってしまえば自ら正当性を放棄した事になる。
私が宗男を支持するのは、北方領土返還で実現不可能な理想を述べるだけで
何も出来ない政治家が多い中で、具体的に返還のプロセスを提示した事にある。
北方領土から追い出された人にとって、生きて居る間に返還してもらえるかどうか。
それが一番の問題であり、2島先行返還は、より実現可能な案だからである。

比例区で教育問題を掲げた「山谷えり子」が大躍進
自民党名簿順位で下位にあったが、4位に躍り上がった。
行き過ぎたジェンダーフリーに対する国民の懸念が票として現れたのではないか。
マスコミは殆ど無視だが、これからの活躍に期待したい。

新潟では田中直紀に挑戦した塚田一郎は、何年か前に長岡の花火大会で一緒に飲んだ事もあって
密かに応援していたのであるが、惜しかった。
まだ若いから、充分再挑戦可能で、今度は真紀子との戦いに期待したい。

テレビ速報では、NHKの参議院議場をスタジオ内にセットとして作ってしまったのには驚いた。
(バーチャルで作ったのかどうかわからいがそれにしても金がかかっている)
社会保険庁の無駄使いが言われているが、NHKも結構無駄使いをしているようだ。

テレビ朝日(10チャンネル)は田原総一郎をメインに討論番組を流していた。
しばらく見なかったが、田原総一郎の主張が結構現実的になっているのに驚いた。
勝ったとはいえ、まだ民主党に任せられないとの思いがありあり。
さすが抜群のバランス感覚であった。
先日は「老いたり」の感じを受けたが、今回はなかなか元気そうに見えた。
のっぺり顔の誰かとは大分違う。

靖国問題について、他の出席者からは、小泉首相の個人的思想の問題だと言っていたが、
共産党は歴史認識の問題だと指摘していた。
ここは、共産党の言うのが正しい。
ドイツの様に全ての責任をナチスに負いかぶせる方が得策だと言っている者もいたが
歴史認識の問題としてきちんとする必要があるのではないだろうか。
日本のドイツの戦争目的がどこにあったかはもう少しよく考えた方が良いのだろう。

歴史の問題は、得か損かで片づける問題ではない。
中国の歴史認識が正しい訳でもない。
彼らは、過去の歴史で侵略を繰り返してきており
何よりも現在進行形でチベットを占領しており侵略行為を行っているのである。
台湾を軍事的に押さえ込もうとしているのである。
彼らに日本を非難する権利があるのかどうか良く見てみる必要がある。

鈴木宗男が利益誘導型の政治家といって批判する人がいるが
利益の分配は、政治の聖なる仕事である。
きれい事の聖人政治では片づくものでもない。
歴史問題も、当時の国際ルールに従って判断すべきものであろう。
国際紛争の解決手段としての戦争は現実に行われている。
中国が歴史問題を持ち出すねらいを良く考えて対応する必要があるのではないだろうか。

(平成16年7月12日 未明 金山 武)


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