さいふの紐

金山

新聞によれば、平成10年6月8日、三重県四日市市西署はPTA会費を詐取したとして、同県立四日市西高校の前事務次長を逮捕した。

PTA会費を積み立てていた校長名義の通帳や印鑑を盗み出し、校長名義の払い戻し請求書を偽造、銀行から1200万円をだましとったらしい。

同県教育委員会によれば、平成6年に同校に勤務してからの4年間に、PTA会費を含め、計3260万円を詐取していたらしい。

結構PTA会費というのは狙われるんです。

この間も、九州のあるPTA連合会でPTAの全国大会用に積み立てていた5000万円を連合会の会長が使い込んでしまって、予定した会場で開催出来なくなる事件がありました。

そのことが、明るみになったとき、私どもの連合会でも顧問を中心に防止策について話題になりました。結局名案がなく具体的対策が取られませんでした。

通常連合会などは、事務局長が判子を預かっています。そのときの話題では、事務長が会長から判子を預かると言われた時に、断る理由が無く会長に渡してしまったのが横領を許してしまった原因だということになりました。

今回は、高校で発生しました。

単Pの場合は、PTA役員に会計と言う役職がありますが、実態は学校任せ、事務職員まかせが多いのではないでしょうか。

今回の場合は、校長名義なっていた。ここにも問題があります。

普通は、会長名義で、印鑑も会長印だと思いますが、名義書換を毎年行うのが面倒なので校長名義になっていることがあるのかも。

しかし、誰が弁償するのですかね

PTAの役員ですかね

それとも、監査の役員でしょうか

法律的には校長名義ですから、校長が責任をもつと言うことになるのでしょうか。

預り金の管理が不十分だったわけですから、やっぱり校長かな、事務職員の監督責任もあるし。

それにしても、大変ですね。

やはり、大金を管理するにはそれなりの体制が必要だということを今回の事件は教えてくれているのではないでしょうか。

PTAの監査といえば、一番楽だと言われている役職ですが、このような事件があると大変です。

普通、年度末に帳簿と領収書を見せられて、判子を押す程度で、それ以上のことをしようとすると、白い目で見られる雰囲気ではないでしょうか。

積立金がある場合でも、銀行の残高証明なんか先ず確認しない。

そんな、隙を突かれたのが今回の事件ではないでしょうか。

多額の積立金がある場合は、半年に一回程度は、残高証明を提示させるくらいのことが習慣にならければならないのではないでしょうか。

しかし、やはり、先生に期の途中で帳簿を見せろだとか、残高証明だとかは言い出しにくい。

役員で話しあって、途中監査を会計規則として、明文化して置く必要があるのではないでしょか。

(平成10年6月8日)