女教師殺傷事件にたいする栃木県教育長の県民に対する配布文書

ホームへ
県民の皆さまへ
このたび、黒磯市内の中学校で起きた痛ましい事件については、誠に残念であり事態を極めて深刻に受け止めているところです。私は、このような不幸な事件が二度と起こらないよう、教師と子どもとのきずなを深め、かけがえのない人の命を大切にする教育を全力を挙げて進めてまいります。

そこで県民の皆さまに次のことを訴えます。

まず、県内のすべての子供たちに訴えます。

どんな理由があっても、他人を傷付けたり痛めたりすることは人間として許されないことです。他人をいたわり思いやることの大切さや、人の命は何ものにもかえがたいことをぜひ知ってほしいと思います。

次に、ご家庭の皆さまに訴えます。

家庭では、日頃から子供たちとのふれあいをできる限り多く持って、子供たちの日頃の様子を十分把握していただきたいと思います。そして子供たちの心の悩みによく耳を傾け相談に乗っていただけるようお願いします。また、お子様のことで何か御心配がございましたら、学校や相談機関などにぜひ御相談ください。

さらに、地域のみなさまに訴えます。

地域社会においては、子供たちがいきいきと健全に育つよう、子供たちの遠慮なく声をかけ、時には注意をしたり、叱ったり、また、温かい励ましの言葉などをかけていただけるようお願いします。

子供は社会の宝です。学校、家庭、社会が一体となって、本県の子供の豊かな未来を築いていくため、ぜひ県民の皆さまの格段のご協力をお願いします。

平成10年1月29日

栃木県教育委員会教育長 古口紀夫